2013年5月5日日曜日

田植え2013


僕の生まれた町でもある那須烏山で活動されている、半農半Xコミュニティ「うるおいの里」のみなさんと、こどもの日に田植えをしてきました!

1年前に帰郷した際、「くすりを出さない町医者」真弓定夫先生の講演会を企画されていたことで活動を知り、ずっと気になっていたのですが、思い切ってコンタクトを取りこの日に至りました。蓋を明けてみれば、主宰されている相澤さんが叔父の同級生だったり、メールで対応して下さった本間さんは僕と同い年で音楽好きだったり…ここにも不思議なご縁を感じ、この町に呼ばれてるのかな?なんて感じたりもしました。


こちらでは、各々は平日は仕事を持っていますが、集まれるときに集まって農作業+αを営まれているそうです。米は無農薬栽培。ノウハウを少しでも学ぶために今度も時間つくって伺いたいと思います。当日は半袖でもオッケーなくらい、温かく最高の田植え日和でした!



カエルの卵、蛍の幼虫のエサとなる清流にしか生息しないカワニナetc… 生物と共にある美しい里山。自然を生かし、少しだけ生活のなかでそれをデザインさせてもらう、そんな暮らしを実践するためには、多くの仲間と知恵を共有することがまず大事なのではないかと思います。


田植え後に連れていってもらった、山のふもと稲積神社の横で農家をされている耕吉さんの畑も素晴らしかった。鶏5匹とネコ一匹との悠々自適な暮らしっぷり。まだお若いですが、東京〜沖縄〜そしてここへと流れ着いてきたトラベラー気質。blogもゆるくてサイコーです。

栃木、ホント面白い方たくさんいて、もっともっと繫がっていきたい!面白いことがまだまだ出来る!と可能性を感じたすばらしい1日でした。


2013年5月3日金曜日

エンドウマメ収穫



エンドウマメが実りました。花が咲いたな〜と思っていたら翌日には実になったりしています。実験的に、前作のモロヘイヤの根元に植えたものも、うまく蔓が絡んで大きく成長してくれました。ちなみに無肥料です。土寄せをマメに行い(シャレではありません…)土の中の微生物にエサを毎日与えるイメージで、どちらかと言うと「土を」育てました。

不耕起栽培も2年目になり、先日も書いたように糸状菌が増え、土の質も明らかに変化してきました。これから雨期に入りますので、これらがさらにどう変化していくのか楽しみです。

ちなみにエンドウマメの味の方は、甘みがあってとても美味でした。東京に住んでいたころにスーパーで買って食べていたものは一体何だったのだろう、と思えるほど、差ははっきりとわかります。


2013年5月1日水曜日

糸状菌


気付けば、畑をつくって早1年。残さや雑草をマルチングして堆積させ土を肥やす「不耕起栽培」ですが、微生物分解進んでるかな〜?と少しほじくってみたところ、立派に進んでおりました!もはや可愛いペットみたいなもので何ともラブリーな気分になってしまいました。笑

写真は土中に埋まっていた雑草のカタマリですが、団粒化した土と一緒に白いクモの巣のようなものがついています。これが土壌中に10万種以上いるとされる「糸状菌」です。僕の畑でも昨年つくったカボチャが被害をうけた「うどんこ病」も、この菌の被害でもあるのですが、一方で、ヒマワリの根元にたくさんいた菌根菌も同じ菌種で、この栽培後の土壌では無肥料でもダイコンが良く育ちました。

最近「炭素循環農法」についても改めて勉強してますが、不耕起にしても何にしても、この微生物分解の力に依存していることに差異はありません。人間と同じで10万種もいるそのなかには、他を助けるものもあれば破壊するものもある。自然農法とは、人間がその土壌中のルール作成を促す(決して断定しコントロールすることはできない)だけのことではないのか、と最近思うようになりました。一種の環境デザインでもあり、それを為せるのが人間の知恵であり心なのではないでしょうか。

自然農法へと道も、試行錯誤ではありますが、1年たって少し光が見えてきたように思います。


2013年4月18日木曜日

用の美


昨年後半より始めた竹も自分でひごを作り少しづつかたちが作れるようになってきました。まずは基本の6つ目編みで色々トライしてます。これは一枚のひごを半分の厚みにしたものを、そのまま2本並べて編んでいます。


底には力竹(ちからたけ)を入れることにより、より強固にすると同時に安定感がでます。


CDがちょうど入る大きさで、10枚くらい収納可能。巷に溢れるプラケースを使うより、生活に彩りが出る感じがしますね。やはりこう言った生活に直結したものを作ることに自分は興味があるようです。どんな工芸品でも、最初は実用品からスタートしています。柳宗悦に代表される民藝運動で謳われている「用の美」は、90年近くたった今も現在進行形で進化しています。日々の生活における個人の「気付き」が何より大切ですが、これは社会を革命する鍵にさえなるんじゃないかと個人的には思っています。

2013年4月17日水曜日

ヤマウド2013


去年の5月に山から掘ってきて畑に移植した「ヤマウド」。その生命力に満ちあふれた根には驚きました。活着し夏には葉を茂らせ、冬には地表の葉はすべて枯れました。そろそろかな〜、、と思ってたらやはり出てました!!


新しい命の息吹。瑞々しく、どんな植物でもこのときを見るのが一番感動します。出てきてくれてありがとう、と素直に感じます。


遠くから久しぶりに会う叔父と叔母が来ていたので、特別な日の晩餐としてちょっと拝借して食卓へ。葉は天ぷら、茎は刻んで自家製味噌をつけて。アクの強さにその命を感じつつおいしく頂きました!

ちなみに以前も書きましたが根は「和独活(わどっかつ)」という漢方になります。このブログのテーマでもある医食同源についても今年はもっと知識を深めていきたい次第です。

2013年4月16日火曜日

じゃがいも発芽


ちょうど一ヶ月かかってだんしゃくが芽を出しました。両親がやっている隣の圃場のインカの目覚めなんかはもう芽掻きしても良い頃なのに、自分に似てか?だいぶマイペースです。また、今回は待ち肥を底に敷かなかったので、そこのことも原因かもしれませんが、とにかくイモ達の「生きようとする力」を信じてみることにしました。

施肥はしませんが、オオバコエキスのHB101や、もみがら薫炭など、土壌微生物の活性化を計って、自分なりの自然農スタイルで頑張ってみようと思います。

2013年4月14日日曜日

竹パウダー


竹を割ったり切ったりした際にでる、カスを何とかできないものか調べていたところ、畑に撒くと、そのミネラルが植物の成長を助長するとありました。オオバコエキスを抽出しただけの液肥があるくらいですから、要は同じような原理で、直接的な栄養というより土中の微生物を活性させてくれるのではないかと思います。ただし、土に撒いて有効なのはパウダー状にしたものだけのようで、削りカスなどは堆肥として発酵させるのが有用なようです。

竹を割った端材はよく燃えるのでストーブがあれば薪代わりになることでしょう。今年の秋冬にはロケットストーブをつくって、それでこの薪を燃やし、灰は畑に撒いて有効活用…、そんなムダなくお金かけずの循環サイクルを想像しているのが最近はとても楽しいのです。知識が集まってくると、点と点が線で繫がって、意識が拡張し、それが知恵となります。一生続けられるとても楽しい学びだと思っています。